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SCOPE
呼吸機能検査を出すべき時とその解釈
著者: 村田研吾1
所属機関: 1東京都立多摩総合医療センター呼吸器科
ページ範囲:P.676 - P.678
文献購入ページに移動 呼吸機能検査はますます重要な役割を担うようになってきた.感染症以外の呼吸器疾患の多くは呼吸機能の評価を必要とする.例えば慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)は呼吸機能で定義され,特発性肺線維症では肺機能の変化が予後と相関することが示されている.
そのようななか,日本呼吸器学会は2004年に呼吸機能検査ガイドライン1)を発行し,検査の普及を図っている.
一口に呼吸機能検査といっても,さまざまな項目が含まれる.本稿では一般医家を対象とし,一般の生理機能検査室で広く行われているスパイロメトリー,肺気量測定,拡散能力検査に絞り,その適応と解釈法の一例を解説する.
そのようななか,日本呼吸器学会は2004年に呼吸機能検査ガイドライン1)を発行し,検査の普及を図っている.
一口に呼吸機能検査といっても,さまざまな項目が含まれる.本稿では一般医家を対象とし,一般の生理機能検査室で広く行われているスパイロメトリー,肺気量測定,拡散能力検査に絞り,その適応と解釈法の一例を解説する.
参考文献
1)日本呼吸器学会肺生理専門委員会(編):呼吸機能検査ガイドライン―スパイロメトリー,フロー・ボリューム曲線,肺拡散能力,メディカルレビュー社,2004
2)West JB(著),堀江孝至(訳):ウエスト呼吸生理学入門 疾患肺編,メディカル・サイエンス・インターナショナル,2009
3)日本呼吸器学会肺生理専門委員会(編):臨床呼吸機能検査,第7版,メディカルレビュー社,2008
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