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文献概要
今月の主題 脂質異常症―動脈硬化症を予防するためのStrategy
扉
著者: 木下誠1
所属機関: 1帝京大学内科
ページ範囲:P.719 - P.719
文献購入ページに移動 わが国においては生活の欧米化に伴い,虚血性心疾患や脳梗塞を代表とする動脈硬化症の発症年齢が低下し,発症頻度も増加してきている.現在,わが国の死亡率の25%以上が動脈硬化性疾患によるもので占められると考えられている.動脈硬化症は血管の異常をきたす病態であり全身性の疾患とも考えられるため,個々の疾患の治療に対応するのはもちろんのこと,その予防を念頭に置いた診療が必要となってくる.
動脈硬化症の進展には,脂質異常症,糖尿病,高血圧症,喫煙といった危険因子が重要な役割を果たしていることが明らかになっている.本特集ではその危険因子による動脈硬化の成因をまとめた後に,脂質異常症治療に焦点をあわせて動脈硬化の予防・治療について議論を展開することとした.
動脈硬化症の進展には,脂質異常症,糖尿病,高血圧症,喫煙といった危険因子が重要な役割を果たしていることが明らかになっている.本特集ではその危険因子による動脈硬化の成因をまとめた後に,脂質異常症治療に焦点をあわせて動脈硬化の予防・治療について議論を展開することとした.
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