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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻5号

2011年05月発行

文献概要

今月の主題 脂質異常症―動脈硬化症を予防するためのStrategy ガイドラインをめぐって

動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007

著者: 枇榔貞利1

所属機関: 1

ページ範囲:P.776 - P.780

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ポイント

★脂質異常症の中で,高LDLコレステロール血症,低HDLコレステロール血症,高トリグリセライド血症は冠危険因子である.

★上記以外の主要危険因子には,高血圧,糖尿病,喫煙,家族歴,男性・加齢がある.

★一次予防では,高LDLコレステロール血症以外の危険因子を評価することが重要で,それに応じてLDLコレステロールの管理目標値を設定する.治療においては生活習慣の改善が優先である.

★二次予防においては,生活習慣の改善と同時に薬物療法が必要で,LDLコレステロール100mg/dl未満を目標にする.

参考文献

1)日本動脈硬化学会(編):動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版,協和企画,2007
2)Okamura T, et al:for the NIPPON DATA80 research group:The relationship between serum cholesterol and all-cause or cause-specific mortality in a 17.3-year study of a Japanese cohort. Atherosclerosis 190:216-223, 2007
3)Kitamura A, et al:High-density lipoprotein cholesterol and premature coronary heart disease in urban Japanese men. Circulation 89:2533-2539, 1994
4)Iso H, et al:Serum triglycerides and risk of coronary heart disease among Japanese men and women. Am J Epidemiol 153:490-499, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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