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文献概要
今月の主題 脂質異常症―動脈硬化症を予防するためのStrategy 脂質異常症の治療
老年者の脂質異常をどう扱うか
著者: 神﨑恒一1
所属機関: 1杏林大学医学部高齢医学
ページ範囲:P.851 - P.854
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★老年者はADLなどを含む“心身の健康状態”を考慮して治療の必要性を考える.
★老年者も食事療法,運動療法といった生活習慣の改善を図ることが基本である.
★無理な食事療法はかえって健康を損なう恐れがある.
★運動は脂質異常症の改善のほか転倒,うつ,認知機能悪化の防止にも効果が期待できる.
★薬物は少量から開始し,投与開始4週間以内に有害作用の有無と効果の確認を行う.
★老年者はADLなどを含む“心身の健康状態”を考慮して治療の必要性を考える.
★老年者も食事療法,運動療法といった生活習慣の改善を図ることが基本である.
★無理な食事療法はかえって健康を損なう恐れがある.
★運動は脂質異常症の改善のほか転倒,うつ,認知機能悪化の防止にも効果が期待できる.
★薬物は少量から開始し,投与開始4週間以内に有害作用の有無と効果の確認を行う.
参考文献
1)日本動脈硬化学会(編):動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版,2007
2)The Pooling Project Research Group:Relationship of blood pressure, serum cholesterol, smoking habit, relative weight and ECG abnormalities to incidence of major coronary events;Final report of the pooling project. J Chron Dis 31:201-306, 1978
3)Harris TB, et al:Is the serum cholesterol-coronary heart disease relationship modified by activity level in older persons? J Am Geriatr Soc 39:747-754, 1991
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