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文献概要
今月の主題 睡眠呼吸障害の克服―内科医が知っておきたい病態・症状・関連疾患 睡眠呼吸障害とは
循環器領域における睡眠時無呼吸診療ガイドライン
著者: 百村伸一1
所属機関: 1自治医科大学附属さいたま医療センター循環器科
ページ範囲:P.934 - P.941
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★循環器疾患には睡眠呼吸障害が高率に合併する.特に治療抵抗性高血圧,心不全ではスクリーニングが強く薦められる.
★閉塞性睡眠無呼吸に対する最も有効な治療は持続気道陽圧(CPAP)であり,それにより血管疾患の一次予防,二次予防が可能である.
★慢性心不全に合併する中枢性睡眠時無呼吸に対する最も重要な治療は心不全自体に対する治療である.
★循環器疾患には睡眠呼吸障害が高率に合併する.特に治療抵抗性高血圧,心不全ではスクリーニングが強く薦められる.
★閉塞性睡眠無呼吸に対する最も有効な治療は持続気道陽圧(CPAP)であり,それにより血管疾患の一次予防,二次予防が可能である.
★慢性心不全に合併する中枢性睡眠時無呼吸に対する最も重要な治療は心不全自体に対する治療である.
参考文献
1)循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010,momomura. h.pdf(2011年3月閲覧)
2)Marin JM, et al:Long-term cardiovascular outcomes in men with obstructive sleep apnoea-hypopnoea with or without treatment with continuous positive airway pressure;An observational study. Lancet 365:1046-1053, 2005
3)Milleron O, et al:Benefits of obstructive sleep apnoea treatment in coronary artery disease;A long-term follow-up study. Eur Heart J 25:728-734, 2004
4)Bradley TD, et al:Continuous positive airway pressure for central sleep apnea and heart failure. N Engl J Med 353:2025-2033, 2005
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