文献詳細
文献概要
連載 手を見て気づく内科疾患・30
毛細血管拡張,限局型全身性強皮症:CREST症候群
著者: 松村正巳1
所属機関: 1金沢大学医学教育研究センター リウマチ・膠原病内科
ページ範囲:P.919 - P.919
文献購入ページに移動患 者:72歳,女性
病 歴:17年前(55歳時)にレイノー現象が出現した.手の所見,抗核抗体2,560倍,抗セントロメア抗体陽性から,限局型全身性強皮症(limited cutaneous systemic sclerosis)の診断がなされた.
身体所見:指の皮膚硬化を認める(図1).左示指に毛細血管拡張の所見を認める(図2).圧迫すると紅斑は消退し,圧迫を解除するとすぐに赤くなる.同様の所見を両手掌にも数カ所認める.
病 歴:17年前(55歳時)にレイノー現象が出現した.手の所見,抗核抗体2,560倍,抗セントロメア抗体陽性から,限局型全身性強皮症(limited cutaneous systemic sclerosis)の診断がなされた.
身体所見:指の皮膚硬化を認める(図1).左示指に毛細血管拡張の所見を認める(図2).圧迫すると紅斑は消退し,圧迫を解除するとすぐに赤くなる.同様の所見を両手掌にも数カ所認める.
参考文献
1)Hamaguchi Y:Autoantibody profiles in systemic sclerosis;Predictive value for clinical evaluation and prognosis. J Dermatol 37:42-53, 2010
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