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今月の主題 内科疾患の予防戦略 循環器疾患の予防戦略
致死性不整脈による心臓死の予防
著者: 池田隆徳1
所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院循環器内科
ページ範囲:P.1184 - P.1188
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★致死性不整脈の原因疾患として最も頻度が高いのは冠動脈疾患であり,次に高いのは特発性・二次性心筋症である.
★器質的障害を認めないQT延長症候群,Brugada症候群,電解質失調,心臓震盪なども致死性不整脈の原因となる.
★植込み型除細動器のほうがアミオダロンをはじめとする薬物治療よりも,心室性不整脈死に対する予防効果が優れている.
★致死性不整脈に対する予防効果の評価では,心臓死,心臓突然死,不整脈死がアウトカムとして用いられる.
★致死性不整脈の原因疾患として最も頻度が高いのは冠動脈疾患であり,次に高いのは特発性・二次性心筋症である.
★器質的障害を認めないQT延長症候群,Brugada症候群,電解質失調,心臓震盪なども致死性不整脈の原因となる.
★植込み型除細動器のほうがアミオダロンをはじめとする薬物治療よりも,心室性不整脈死に対する予防効果が優れている.
★致死性不整脈に対する予防効果の評価では,心臓死,心臓突然死,不整脈死がアウトカムとして用いられる.
参考文献
1)池田隆徳:これでわかる危険な不整脈の診かたと治療,南江堂,2008
2)日本循環器学会:心臓突然死の予知と予防法のガイドライン(2010年改訂版),日本循環器学会ホームページ,2010 http://www.j-circ.or.jp/guideline/index.htm
3)日本循環器学会:不整脈薬物治療に関するガイドライン(2009年改訂版),日本循環器学会ホームページ,2009 http://www.j-circ.or.jp/guideline/index.htm
4)日本循環器学会:不整脈の非薬物治療ガイドライン(2006年改訂版),日本循環器学会ホームページ,2006 http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2006_kasanuki_h.pdf
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