文献詳細
文献概要
今月の主題 内科疾患の予防戦略 循環器疾患の予防戦略
大動脈瘤破裂の予防
著者: 宮入剛1
所属機関: 1三井記念病院心臓血管外科
ページ範囲:P.1222 - P.1225
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★大動脈瘤の増大に伴う嚥下障害,嗄声,胸痛や腰背部痛などに気をつける.
★降圧目標は収縮期血圧で105~120mmHgで,β遮断薬が第一選択薬である.
★大動脈瘤径が胸部で6cm以上,腹部で5cm以上,また0.5cm/年以上増大する場合は手術適応である.
★大動脈瘤の破裂予防のためには,降圧療法とともに,慎重な経過観察により,手術のタイミングを逃さないことが大事である.
★大動脈瘤の増大に伴う嚥下障害,嗄声,胸痛や腰背部痛などに気をつける.
★降圧目標は収縮期血圧で105~120mmHgで,β遮断薬が第一選択薬である.
★大動脈瘤径が胸部で6cm以上,腹部で5cm以上,また0.5cm/年以上増大する場合は手術適応である.
★大動脈瘤の破裂予防のためには,降圧療法とともに,慎重な経過観察により,手術のタイミングを逃さないことが大事である.
参考文献
1)日本循環器学会:循環器病の診断と治療に関するガイドライン;大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン,2006年改訂版,2006
2)Davies RR, et al:Yearly rupture or dissection rates for thoracic aortic aneurysms;Simple prediction based on size. Ann Thorac Surg 73:27-28, 2002
3)Brewster DC, et al;Joint Council of the American Association for Vascular Surgery and Society for Vascular Surgery:Guidelines for the treatment of abdominal aortic aneurysms. Report of a subcommittee of the Joint Council of the American Association for Vascular Surgery and Society for Vascular Surgery. J Vasc Surg 37:1106-1117, 2003
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