文献詳細
文献概要
今月の主題 内科疾患の予防戦略 脳神経系疾患の予防戦略
頸動脈狭窄の治療と脳梗塞の予防
著者: 林健太郎1 永田泉1
所属機関: 1長崎大学脳神経外科
ページ範囲:P.1230 - P.1233
文献購入ページに移動ポイント
★頸動脈狭窄に対する外科的治療法には,頸動脈内膜剥離術と頸動脈ステント留置術がある.
★外科的治療の第一選択は頸動脈内膜剥離術である.
★頸動脈内膜剥離術が困難な症例に対して,頸動脈ステント留置術が推奨されている.
★プラークの性状診断が重要となってきている.
★無症候性の頸動脈狭窄に対しては,まず内科治療を行う.
★頸動脈狭窄に対する外科的治療法には,頸動脈内膜剥離術と頸動脈ステント留置術がある.
★外科的治療の第一選択は頸動脈内膜剥離術である.
★頸動脈内膜剥離術が困難な症例に対して,頸動脈ステント留置術が推奨されている.
★プラークの性状診断が重要となってきている.
★無症候性の頸動脈狭窄に対しては,まず内科治療を行う.
参考文献
1)North American Symptomatic Carotid Endarterectomy Trial Collaborators:Beneficial effect of carotid endarterectomy in symptomatic patients with high-grade carotid stenosis. N Engl J Med 325:445-453, 1991
2)Halliday A, et al:Prevention of disabling and fatal strokes by successful carotid endarterectomy in patients without recent neurological symptoms;Randomized controlled trial. Lancet 363:1491-1502, 2004
3)坂井信幸,高木康志:頸動脈内膜剥離術・頸動脈ステント留置術,脳卒中合同ガイドライン委員会:脳卒中治療ガイドライン2009,協和企画,pp 120-124,2009
4)Yadav JS, et al:Protected carotid-artery stenting versus endarterectomy in high-risk patients. N Engl J Med 351:1493-1501, 2004
5)Brott TG, et al:Stenting versus endarterectomy for treatment of carotid-artery stenosis. N Engl J Med 363:11-23, 2010
掲載誌情報