文献詳細
文献概要
今月の主題 内科疾患の予防戦略 その他の疾患の予防戦略
CKDの進展予防
著者: 濱野高行1
所属機関: 1ペンシルバニア大学臨床疫学・生物統計学センター
ページ範囲:P.1247 - P.1250
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★肥満やメタボリック症候群はCKDの発症に関連する.
★肥満やメタボリック症候群では尿蛋白が増える.
★肥満やメタボリック症候群がCKDの進行と関連するという報告があるが,尿蛋白で補正すると有意差はないという報告もある.
★CKD患者は減量により血圧が低下し,尿蛋白も減少するが,これが透析導入などの長期のハードアウトカムを改善させるかは不明である.
★新規薬剤であるバルドキソロンメチルが糖尿病腎症の治療薬として臨床試験中であり,その効果が期待されている.
★肥満やメタボリック症候群はCKDの発症に関連する.
★肥満やメタボリック症候群では尿蛋白が増える.
★肥満やメタボリック症候群がCKDの進行と関連するという報告があるが,尿蛋白で補正すると有意差はないという報告もある.
★CKD患者は減量により血圧が低下し,尿蛋白も減少するが,これが透析導入などの長期のハードアウトカムを改善させるかは不明である.
★新規薬剤であるバルドキソロンメチルが糖尿病腎症の治療薬として臨床試験中であり,その効果が期待されている.
参考文献
1)Ritz E, et al:Is there an obesity-metabolic syndrome related glomerulopathy? Curr Opin Nephrol Hypertens 20:44-49, 2011
2)Lea J, et al;AASK Study Investigators:Metabolic syndrome, proteinuria, and the risk of progressive CKD in hypertensive African Americans. Am J Kidney Dis 51:732-740, 2008
3)Lee CC, et al:Metabolic syndrome loses its predictive power in late-stage chronic kidney disease progression;A paradoxical phenomenon. Clin Nephrol 75:141-149, 2011
4)Afshinnia F, et al:Weight loss and proteinuria;Systematic review of clinical trials and comparative cohorts. Nephrol Dial Transplant 25:1173-1183, 2010
5)Reata Pharmaceuticals社ホームページ (http://www.reatapharma.com/ada2009renal.pdf)
6)Wu QQ, et al:Bardoxolone Methyl (BARD) ameliorates ischemic AKI and increases expression of protective genes;Nrf2, PPARγ, and HO-1. Am J Physiol Renal Physiol, in press
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