文献詳細
連載 医事法の扉 内科編・7
説明義務(2)
著者: 福永篤志1 松川英彦2 稲葉一人3
所属機関: 1国家公務員共済組合連合会 立川病院脳神経外科 2国家公務員共済組合連合会 立川病院内科 3中京大学法科大学院
ページ範囲:P.1280 - P.1281
文献概要
前回とりあげた判例と同様に,内視鏡検査の前処置後にアナフィラキシーショックを起こし,死亡した事例があります.第3回「問診義務」で触れた判例です.23歳女性が食後の心窩部痛と腹痛を主訴に病院を受診し,内服薬を処方され服用しましたが改善しなかったため,その12日後に胃内視鏡検査を初めて受けました.前処置として,2%キシロカイン®3m
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