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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻7号

2011年07月発行

文献概要

書評

―村田喜代史・上甲 剛・村山貞之 編―胸部のCT 第3版

著者: 金澤實1

所属機関: 1埼玉医科大学呼吸器内科

ページ範囲:P.1215 - P.1215

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 われわれ呼吸器内科医に最も親しまれている画像診断のテキストとして「胸部のCT」があり,医局員のデスクの書棚には必ずと言っていいほど本書がみられる.故池添潤平先生と村田喜代史先生が第1版を出版されたのが1998年2月10日であるから,すでに13年が経過した.手元にある第1版と比べると,厚さは倍近く,第3版は本文809ページとなり,英語名も「Ikezoe's CT of the Chest」となった.

 肺の解剖や病理変化を正確に反映し,さらには機能変化をも加味して画像読影をしようとする故池添先生の思想が貫かれているのが特徴である.それはⅠ.検査法と適応,Ⅱ.肺標本の作製法,Ⅲ.肺・縦隔の正常解剖とCT像,と第1版から変わらずにCT検査の原理と基礎を丁寧に述べることから本書が書き進められている点に見てとれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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