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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻8号

2011年08月発行

今月の主題 神経疾患common diseaseの診かた―内科医のためのminimum requirement

診察法と神経症候からのアプローチ 【症候からのアプローチ】

めまい,ふらつきと神経疾患の診かた

著者: 大生定義1

所属機関: 1立教大学社会学部

ページ範囲:P.1336 - P.1339

文献概要

ポイント

★どんな「めまい」なのかを医療面接でタイプ分けする.

★患者の背景情報,診察所見・検査にて診断を大まかに推定することは可能である.

★眼振とそれ以外の神経症状,内耳症状・全身症状の有無が主な確認項目である.

★末梢性めまいでは代償の機構が働くので,急性期が過ぎれば,安静が必ずしもよいとは限らない.

★不適切な初期対応が,後々の心因性めまいの発症へつながることもある.

参考文献

1)城倉健:めまいとの鑑別.日内会誌98:1255-1262, 2009
2)Kroenke K, et al:How common are various causes of dizziness?;A critical review. South Med J 93:160-167, 2000
3)Newman-Toker DE, et al:Spectrum of dizziness visits to US emergency departments;Cross-sectional analysis from a nationally representative sample. Mayo Clin Proc 83:765-775, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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