文献詳細
今月の主題 神経疾患common diseaseの診かた―内科医のためのminimum requirement
神経系以外の内科疾患の診療で遭遇する神経症状の診かた
文献概要
ポイント
★神経症状を契機に悪性腫瘍が診断される例も多く,原因疾患の1つとして留意すべきである.
★髄膜癌腫症では髄液細胞診を繰り返し行い診断する必要がある.
★傍腫瘍性神経症候群では,背景腫瘍発見のための全身精査が必要である.
★良性腫瘍であっても傍腫瘍性神経症候群をきたすため,早期切除を検討する.
★神経症状を契機に悪性腫瘍が診断される例も多く,原因疾患の1つとして留意すべきである.
★髄膜癌腫症では髄液細胞診を繰り返し行い診断する必要がある.
★傍腫瘍性神経症候群では,背景腫瘍発見のための全身精査が必要である.
★良性腫瘍であっても傍腫瘍性神経症候群をきたすため,早期切除を検討する.
参考文献
1)中州庸子,三矢幸一:転移性脳腫瘍―概論.日臨 68:577-582, 2010
2)眞鍋淳:骨転移に対する外科治療―適応とその効果.癌の臨 54:651-661, 2008
3)井内俊彦:髄膜癌腫症の診断と治療.日臨 68:598-602, 2010
4)Hayashi Y, et al:Markedly ring-enhanced optic nerves due to metastasis of signet-ring cell gastric carcinoma. Intern Med 49:517, 2010
5)Titulaer MJ, et al:Screening for tumors in paraneoplastic syndromes;Report of an EFNS Task Force. Eur J Neurol 18:19-27, 2011
掲載誌情報