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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻8号

2011年08月発行

文献概要

今月の主題 神経疾患common diseaseの診かた―内科医のためのminimum requirement 専門医との連携が重要な神経疾患の診かた―どうコンサルトするか/どうフォローするか

多発性硬化症・視神経脊髄炎

著者: 中村正史1 藤原一男2

所属機関: 1東北厚生年金病院神経内科 2東北大学大学院医学系研究科多発性硬化症治療学寄附講座

ページ範囲:P.1433 - P.1436

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ポイント

★多発性硬化症は,中枢神経内に炎症性脱髄病変が時間的・空間的に多発する疾患である.

★視神経脊髄炎は重症の視神経炎と脊髄炎を繰り返す疾患であるが,脳症候も稀ではない.

★視神経脊髄炎では抗aquaporin4抗体が疾患特異的な自己抗体である

★両疾患とも治療は,急性増悪期,再発予防,後遺症の緩和に分けられる.

参考文献

1)Polman CH, et al:Diagnostic criteria for multiple sclerosis;2010 Revisions to the McDonald criteria. Ann Neurol 69:292-302, 2011
2)Wingerchuk DM, et al:Revised diagnostic criteria for neuromyelitis optica. Neurology 66:1485-1489, 2006
3)Lennon VA, et al:IgG marker of optic-spinal multiple sclerosis binds to the aquaporin-4 water channel. J Exp Med 202:473-477, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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