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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻8号

2011年08月発行

今月の主題 神経疾患common diseaseの診かた―内科医のためのminimum requirement

専門医との連携が重要な神経疾患の診かた―どうコンサルトするか/どうフォローするか

脳腫瘍

著者: 松原年生1

所属機関: 1三重大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.1437 - P.1441

文献概要

ポイント

★脳腫瘍は年齢,性別による好発腫瘍,症状から予想される局在による好発腫瘍があり,画像診断の前にある程度推測可能である.

★腫瘍内出血あるいはてんかん発作で急性発症し,脳出血あるいは脳梗塞などの脳卒中と症状も神経画像も類似することがある.

★神経膠腫は単純CTでは脳梗塞との鑑別が重要である.

★がんの治療歴のある場合は,神経症状があれば画像診断が必須である.

★うつ病,うつ状態と診断される脳腫瘍がみられ,軽微な局所症状でもあれば画像診断を行うべきである.

参考文献

1)松谷雅生:脳腫瘍.松谷雅生(編):脳神経外科,pp 835-1143,金芳堂,2009
2)日本脳ドック学会脳ドックの新ガイドライン作成委員会(編):脳ドックのガイドライン2008, pp 66-68, 響文社,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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