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文献概要
今月の主題 視ないで診る消化器疾患―考える内科医のアプローチ 検査や治療介入の前に考えよう!
検査前確率と検査後確率の重要性
著者: 小俣富美雄1
所属機関: 1聖路加国際病院内科
ページ範囲:P.1522 - P.1524
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★検査前確率は有病率であり,検査後確率は診察,検査終了後,医師が頭の中で考えている疾患の確率である.
★検査後確率は検査前確率と問診内容,身体所見,検査結果などから得られる尤度比によって決定される.尤度比は各所見,検査の感度,特異度から計算される.
★検査後確率,検査前確率,尤度比の関係は数学的にはBayesの定理やFaganのノモグラムによって説明される.
★検査前確率は有病率であり,検査後確率は診察,検査終了後,医師が頭の中で考えている疾患の確率である.
★検査後確率は検査前確率と問診内容,身体所見,検査結果などから得られる尤度比によって決定される.尤度比は各所見,検査の感度,特異度から計算される.
★検査後確率,検査前確率,尤度比の関係は数学的にはBayesの定理やFaganのノモグラムによって説明される.
参考文献
1)Omata F, et al:Modifiable risk factors for colorectal neoplasms and hyperplastic polyps. Intern Med 48:123-128, 2009
2)Weinstein MC, et al:The use of diagnostic information to revise probabilites. Clinical Decision Analysis. pp 104-107, WB Saunders, Philadelphia, London, Toronto, 1980
3)Fagan TJ:Letter:Nomogram for Bayes theorem. N Engl J Med 293:257, 1975
4)Levi Z, et al:A quantitative immunochemical fecal occult blood test for colorectal neoplasia. Ann Intern Med 146:244-255, 2007
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