文献詳細
文献概要
今月の主題 視ないで診る消化器疾患―考える内科医のアプローチ 検査や治療介入の前に考えよう!
話せばよくなる消化器症状
著者: 井出広幸1
所属機関: 1信愛クリニック
ページ範囲:P.1530 - P.1533
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★「話せばよくなる」診療を実現するには,「医師という薬」の薬理作用を効果的に利用すべきである.
★隠された来院目的を見抜き,症状が日常に及ぼす影響を評価しつつ,患者のつらい感情を認めるような声かけを行う.
★良き医師-患者関係を構築するには,医師自身が自らの「あり方」を洞察し,それを高めていくことが重要である.
★「話せばよくなる」診療を実現するには,「医師という薬」の薬理作用を効果的に利用すべきである.
★隠された来院目的を見抜き,症状が日常に及ぼす影響を評価しつつ,患者のつらい感情を認めるような声かけを行う.
★良き医師-患者関係を構築するには,医師自身が自らの「あり方」を洞察し,それを高めていくことが重要である.
参考文献
1)Balint M:The Doctor, His Patient and the Illness. Churchill Livingstone, Edinburgh, 1957(Millennium reprint of 2nd ed, 2000)
2)井出広幸:Medically Unexplained Symptoms(MUS),杉山直也,河西千秋,井出広幸,宮崎 仁(編):プライマリ・ケア医による自殺予防と危機管理,あなたの患者を守るために,pp 66-73,南山堂,2010
3)井出広幸:長い話は聞かない.杉山直也,河西千秋,井出広幸,宮崎 仁(編):プライマリ・ケア医による自殺予防と危機管理,あなたの患者を守るために,pp 119-122,南山堂,2010
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