icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina48巻9号

2011年09月発行

文献概要

今月の主題 視ないで診る消化器疾患―考える内科医のアプローチ 消化器症候はこう診る!

血便

著者: 矢島知治1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部消化器内科

ページ範囲:P.1568 - P.1571

文献購入ページに移動
ポイント

★血便の症例の診療にあたっては,便の性状,血便の色と量と時間経過についてまず聞く.

★次に,疼痛について発症様式や部位などを詳細に聴取し,残便感の有無を確認する.

★身体診察ではバイタルサインと腹部の圧痛・硬さの確認,直腸診が特に重要である.

参考文献

1)Penner RM, et al:Approach to minimal bright red bleeding per rectum. UpToDate 19.2, 2011
2)Jutabha R:Approach to resuscitation and diagnosis of lower gastrointestinal bleeding in the adult patient. UpToDate 19.2, 2011
3)福井次矢,黒川 清(監修):ハリソン内科学 第3版(原著第17版),メディカルサイエンスインターナショナル,2009
4)Willis GC(松村理司,他訳):Dr. ウィリス ベッドサイド診断―病歴と身体診察でここまでわかる! 医学書院,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?