文献詳細
今月の主題 視ないで診る消化器疾患―考える内科医のアプローチ
内科医がリードする消化器疾患の治療戦略
文献概要
ポイント
★胃食道逆流症(GERD)は胸やけ,呑酸以外に胸痛,咳嗽,喘息,睡眠障害などの食道外症状を呈することがある.
★診断には発症因子と自覚症状が重要で,内視鏡検査は必ずしも必要ではないが,Barrett食道腺癌には留意する.
★プロトンポンプ阻害薬(PPI)による治療的診断(PPIテスト)はGERDおよびGERDの食道外症状の診断に有用である.
★ライフスタイルの改善と骨粗鬆症の積極的治療がGERDの予防につながる.
★胃食道逆流症(GERD)は胸やけ,呑酸以外に胸痛,咳嗽,喘息,睡眠障害などの食道外症状を呈することがある.
★診断には発症因子と自覚症状が重要で,内視鏡検査は必ずしも必要ではないが,Barrett食道腺癌には留意する.
★プロトンポンプ阻害薬(PPI)による治療的診断(PPIテスト)はGERDおよびGERDの食道外症状の診断に有用である.
★ライフスタイルの改善と骨粗鬆症の積極的治療がGERDの予防につながる.
参考文献
1)日本消化器病学会(編):胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン.南江堂,2009
2)Chiba N, et al:Speed of healing and symptom relief in grade Ⅱ to Ⅳ gastroesophageal reflux disease;A meta-analysis. Gastroenterology 112:1798-1810, 1997
掲載誌情報