icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina48巻9号

2011年09月発行

今月の主題 視ないで診る消化器疾患―考える内科医のアプローチ

内科医がリードする消化器疾患の治療戦略

胃食道逆流症(GERD)

著者: 六倉俊哉1

所属機関: 1湘南みずき内科クリニック

ページ範囲:P.1578 - P.1581

文献概要

ポイント

★胃食道逆流症(GERD)は胸やけ,呑酸以外に胸痛,咳嗽,喘息,睡眠障害などの食道外症状を呈することがある.

★診断には発症因子と自覚症状が重要で,内視鏡検査は必ずしも必要ではないが,Barrett食道腺癌には留意する.

★プロトンポンプ阻害薬(PPI)による治療的診断(PPIテスト)はGERDおよびGERDの食道外症状の診断に有用である.

★ライフスタイルの改善と骨粗鬆症の積極的治療がGERDの予防につながる.

参考文献

1)日本消化器病学会(編):胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン.南江堂,2009
2)Chiba N, et al:Speed of healing and symptom relief in grade Ⅱ to Ⅳ gastroesophageal reflux disease;A meta-analysis. Gastroenterology 112:1798-1810, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら