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今月の主題 視ないで診る消化器疾患―考える内科医のアプローチ 内科医がリードする消化器疾患の治療戦略
アルコール性肝障害
著者: 竹越國夫1
所属機関: 1竹越内科クリニック
ページ範囲:P.1615 - P.1619
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★アルコール性肝障害の早期発見は,まず存在を疑うことから始まる.
★アルコール性肝障害の肝機能異常の特徴は,AST/ALT>1.0とγ-GTP単独増加である.
★アルコール性肝障害は門脈圧亢進を起こしやすい.
★肝機能異常の乏しい場合,腹部超音波検査が有用である.
★治療の基本は,まず3カ月間の禁酒である.
★アルコール性肝障害の早期発見は,まず存在を疑うことから始まる.
★アルコール性肝障害の肝機能異常の特徴は,AST/ALT>1.0とγ-GTP単独増加である.
★アルコール性肝障害は門脈圧亢進を起こしやすい.
★肝機能異常の乏しい場合,腹部超音波検査が有用である.
★治療の基本は,まず3カ月間の禁酒である.
参考文献
1)高田 昭,他:わが国におけるアルコール性肝障害の実態(その3).日消会誌91:887-898, 1994
2)Sherlock S, Dooley J:Diseases of the Liver and Biliary System, Blackwell, UK, 2002
3)WHO:The ICD-10 Classification of Mental and Behavioural Disorders;Clinical description and diagnostic guidelines. Geneva, 1993
4)佐野泰清:すぐに役立つ腹部エコー症候学.中山書店,2009
5)Uetake S, et al:Analysis of risk factors for hepatocellular carcinoma in patients with HBs antigen- and anti-HCV antibody-negative alcoholic cirrhosis;Clinical significance of prior hepatitis B virus infection. Alcohol Clin Exp Res 27(8 Supple):47S-51S, 2003
6)日本消化器病学会(編):肝硬変診療ガイドライン.南江堂,2010
7)Robert S, et al:Alcoholic liver disease. Hepatology 51:307-328, 2010
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