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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻1号

2012年01月発行

文献概要

今月の主題 外してならない循環器薬の使い方 2012 循環器疾患に対する薬物療法の基本

救急蘇生・心原性ショック

著者: 菊島公夫1 長尾建1

所属機関: 1駿河台日本大学病院循環器科・心肺蘇生・救急心血管治療部門

ページ範囲:P.8 - P.11

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ポイント

★CPRと早期除細動は薬剤投与より優先される.

★蘇生のための薬剤投与経路を新たに確保する場合は,中心静脈路ではなく,末梢静脈路を第1選択とする.

★心停止に対する薬剤はアドレナリンが第1選択である.投与量は1回1mg(静脈路/骨髄路)とし,3~5分間隔で追加投与を行う.

★アドレナリンの初回あるいは2回目の投与は,バソプレシン40単位の1回投与で置き換えることができる.

★アトロピンをPEA,心静止にルーチン使用しない.

参考文献

1)東海林哲郎:成人内因性搬入時心肺停止症例における急性心筋梗塞の頻度とその超急性期突然死例の病態―剖検時冠状動脈造影と病理組織学的検討.日本救急医学雑誌9:143-157厚生省委託研究班9指-2,1998
2)AHA:心肺蘇生と救急心血管治療のためのガイドライン 2010,2010 Consensus on Science with Treatment Recommendations(CoSTR)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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