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今月の主題 外してならない循環器薬の使い方 2012 循環器疾患に対する薬物療法の基本 【心不全】
急性心不全,慢性心不全急性増悪
著者: 梶本克也1
所属機関: 1社会福祉法人浅草寺病院循環器内科
ページ範囲:P.13 - P.16
文献購入ページに移動★急性心不全症候群(AHFS)の初期治療の目標は,「患者の自覚症状,症候および血行動態を速やかに改善させて,その安定を維持すること」である.
★AHFS症例の入院時収縮期血圧(SBP)は,院内および退院後予後の予測因子,また初期治療の選択時の重要なバイタルサインの一つである.
★入院時SBPで治療戦略を検討するAHFSに対するクリニカルシナリオ(CS1-3)は簡便でわかりやすいが,その前提条件を十分理解して活用すべきである.
★SBPのみでなく,自覚症状,既往歴,心エコーによる左室収縮能を速やかに評価して超急性期薬物治療を迅速に選択することが重要である.
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