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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻1号

2012年01月発行

今月の主題 外してならない循環器薬の使い方 2012

循環器疾患に対する薬物療法の基本 【冠動脈疾患】

PCI,CABG後の抗血小板薬の使い方

著者: 伊苅裕二1

所属機関: 1東海大学医学部循環器内科

ページ範囲:P.30 - P.33

文献概要

ポイント

★ステントを用いたPCI後には,ステント血栓症という重大な合併症があり,予防には抗血小板薬が必須である.

★ステント使用後の抗血小板療法は,アスピリン+チエノピリジン系の2剤投与が基本であり,ステント血栓症を減らす最も良い組み合わせと考えられている.

★チエノピリジン系薬剤としては,チクロピジン,クロピドグレルの2種に保険適用がある.さらにプラスグレル,チカグレルなど治験中の薬剤があり,今後,使用可能となると予想される.

★ただし,2剤投与は1剤に比べて出血性合併症が増加する.

参考文献

1)日本循環器学会2002-2003年度合同研究班:循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン,ダイジェスト版,pp 103-125, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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