文献詳細
今月の主題 外してならない循環器薬の使い方 2012
身につけるべき基本的な循環器薬の使い方 【β遮断薬】
文献概要
ポイント
★β遮断薬は左室収縮機能不全を伴う慢性心不全患者の予後を改善する.
★大規模臨床試験で有効性が明らかにされたカルベジロール,ビソプロロール,コハク酸メトプロロールを用いる.
★導入にあたっては低用量から開始し,徐々に維持量に向けて増量する.
★β遮断薬は左室収縮機能不全を伴う慢性心不全患者の予後を改善する.
★大規模臨床試験で有効性が明らかにされたカルベジロール,ビソプロロール,コハク酸メトプロロールを用いる.
★導入にあたっては低用量から開始し,徐々に維持量に向けて増量する.
参考文献
1)日本循環器学会:循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2009年度合同研究班報告),慢性心不全治療ガイドライン(2010年改訂版)
2)Shelton RJ, et al:Effect of a community heart failure clinic on uptake of beta blockers by patients with obstructive airways disease and heart failure. Heart 92:331-336, 2006
3)Krum H, et al:Tolerability of beta-blockers in elderly patients with chronic heart failure;The COLA II study. Heart Fail 8:302-307, 2006
掲載誌情報