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今月の主題 外してならない循環器薬の使い方 2012 身につけるべき基本的な循環器薬の使い方 【カルシウム拮抗薬】
不整脈
著者: 藤木明1
所属機関: 1静岡赤十字病院循環器科
ページ範囲:P.120 - P.123
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★カルシウム拮抗薬の作用機序:L型カルシウムチャネルに依存した不整脈抑制に有効である.
★ベラパミル,ジルチアゼムによる頻拍の停止とレートコントロール:房室結節の伝導抑制を介して抗不整脈作用を発揮する.
★ベプリジルはマルチ・チャネルブロッカーであり,心房細動停止に特異な効果を有するが,過度のQT延長に注意する.
★カルシウム拮抗薬の禁忌と副作用として,洞機能不全,房室伝導障害,低血圧,心不全増悪に注意する.
★カルシウム拮抗薬の作用機序:L型カルシウムチャネルに依存した不整脈抑制に有効である.
★ベラパミル,ジルチアゼムによる頻拍の停止とレートコントロール:房室結節の伝導抑制を介して抗不整脈作用を発揮する.
★ベプリジルはマルチ・チャネルブロッカーであり,心房細動停止に特異な効果を有するが,過度のQT延長に注意する.
★カルシウム拮抗薬の禁忌と副作用として,洞機能不全,房室伝導障害,低血圧,心不全増悪に注意する.
参考文献
1)Fujiki A, et al:Usefulness and safety of bepridil in converting persistent atrial fibrillation to sinus rhythm. Am J Cardiol 92:472-475, 2003
2)Nakazato Y, et al:Conversion and maintenance of sinus rhythm by bepridil in patients with persistent atrial fibrillation. Circ J 69:44-48, 2005
3)Kurokawa S, et al:Importance of morphological changes in T-U waves during bepridil therapy as a predictor of ventricular arrhythmic event. Circ J 74:876-884, 2010
4)Fujiki A, Sakabe M:Comparison of QT/RR relation based on a 15-s averaged ECG and a single beat ECG during atrial fibrillation. Circ J 75:274-279, 2011
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