icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina49巻10号

2012年10月発行

文献概要

今月の主題 外来・病棟でのプライマリケアに必要な感染症の知識 頻度の高い病態

肺炎

著者: 喜舎場朝雄1

所属機関: 1沖縄県立中部病院呼吸器内科

ページ範囲:P.1684 - P.1687

文献購入ページに移動
ポイント

★グラム染色で起炎菌が推定できる場合には,狭域スペクトラムの抗菌薬を使用する.

★喀痰が得られないなどの状況では,患者背景を考慮して起炎菌を想定して治療する.

★培養陰性例では,基礎疾患,初期の重症度,血液培養が陽性か否かで治療期間を決定する.

★2週間以上の治療期間を必要とする病態は限られており,バイタルサインや治療への反応から抗菌薬の使用期間を決定する.

参考文献

1)石田 直,他:日本呼吸器学会市中肺炎ガイドラインの検討─細菌性肺炎と非定型肺炎の鑑別について.日呼吸会誌40:929-935, 2002
2)當山真人:視覚と嗅覚を使ってアプローチする呼吸器感染症.肺炎の画像診断と最新の診療,pp 98-101,医薬ジャーナル社,2008
. Intern Med 46:1931-1934, 2007
4)Wang CS, et al:Does this dyspneic patient in the emergency department have congestive heart failure? JAMA 294:1944-1956, 2005
5)岸本暢将:米国式症例プレゼンテーションが劇的に上手くなる方法,pp 18-23,羊土社,2004
肺炎,オウム病,マイコプラズマ肺炎の臨床的比較.日呼吸会誌39:172-177, 2001
7)Oliveira EC, et al:Influenza pneumonia;A Descriptive Study. Chest 119:1717-1723, 2001
8)高柳 昇,他:横紋筋融解症を合併した市中肺炎.日呼吸会誌43:731-735, 2005
9)二木芳人:ガイドライン実践のための呼吸器感染症に対するアプローチ,日本呼吸器学会教育委員会,pp 9-16,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?