文献詳細
文献概要
今月の主題 外来・病棟でのプライマリケアに必要な感染症の知識 頻度の高い病態
不明熱
著者: 成田雅1
所属機関: 1太田西ノ内病院内科
ページ範囲:P.1708 - P.1713
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★不明熱の診断に必要な患者情報を得る手段には王道はない.詳細な病歴,身体所見の採取を繰り返し行い,診断の手がかりを得る.
★3種の視点,①全身を見る眼,②局所を見る眼,③患者背景を見る眼が重要である.
★不明熱の診断には,緩急が必要である.病像から一刻を争う場合と,診断に繋がる所見が得られるまでじっと待つ場合の違いを認識する.
★不明熱の診断において,臨床推論の2つの要素である「分析的思考」と「直感的思考」を共に活かす必要がある.
★不明熱の診断に必要な患者情報を得る手段には王道はない.詳細な病歴,身体所見の採取を繰り返し行い,診断の手がかりを得る.
★3種の視点,①全身を見る眼,②局所を見る眼,③患者背景を見る眼が重要である.
★不明熱の診断には,緩急が必要である.病像から一刻を争う場合と,診断に繋がる所見が得られるまでじっと待つ場合の違いを認識する.
★不明熱の診断において,臨床推論の2つの要素である「分析的思考」と「直感的思考」を共に活かす必要がある.
参考文献
1)Fauci A, et al:Harrison's Principles of Internal Medicine, 17th ed, McGraw-Hill Professional, NY, 2008
2)Mandell GL, et al(eds):Mandell, Douglas, and Bennett's Principles and Practice of Infectious Diseases, 7th ed, Churchill Livingstone, Philadelphia, 2009
3)宮城征四郎:ベットサイド呼吸器病学(Ⅰ)問診と理学所見.medicina 26:2298-2299, 1989
4)Knockaert DC, et al:Long-term follow-up of patients with undiagnosed fever of unknown origin. Arch Intern Med 156:618-620, 1996
5)志水太郎,他:直感的診断の可能性 DEM International Conferenceに参加して.週刊医学界新聞 2012年2月13日
6)Tolia J, Smith LG:Fever of unknown origin;Historical and physical clues to making the diagnosis. Infect Dis Clin North Am 21:917-936, viii, 2007
7)Cunha BA:Fever of unknown origin;Focused diagnostic approach based on clinical clues from the history, physical examination, and laboratory tests. Infect Dis Clin North Am 21:1137-1187, xi, 2007
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