文献詳細
文献概要
今月の主題 外来・病棟でのプライマリケアに必要な感染症の知識 緊急性の高い病態
好中球減少に伴う発熱
著者: 倉井華子1
所属機関: 1静岡県立静岡がんセンター感染症内科
ページ範囲:P.1730 - P.1733
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★好中球減少時の発熱は内科のエマージェンシー疾患である.
★まずは緑膿菌を代表とするグラム陰性桿菌のカバーを行う.
★血液培養が手がかりとなることが多い.必ず複数セット採取する.
★丁寧な問診と診察で感染臓器(フォーカス)を詰め,バンコマイシン,抗真菌薬の必要性を見極める.
★好中球減少時の発熱は内科のエマージェンシー疾患である.
★まずは緑膿菌を代表とするグラム陰性桿菌のカバーを行う.
★血液培養が手がかりとなることが多い.必ず複数セット採取する.
★丁寧な問診と診察で感染臓器(フォーカス)を詰め,バンコマイシン,抗真菌薬の必要性を見極める.
参考文献
1)Freifeld AG, et al:Clinical practice guideline for the use of antimicrobial agents in neutropenic patients with cancer;2010 update by the Infectious Diseases Society of America. Clin Infect Dis 52:e56-93, 2011
2)Yadegarynia D, et al:Current spectrum of bacterial infections in patients with cancer. Clin Infect Dis 37:1144-1145, 2003
3)Elting LS, et al:Outcomes of bacteremia in patients with cancer andneutropenia. Clin Infect Dis 25:247-259, 1997
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