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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻10号

2012年10月発行

文献概要

今月の主題 外来・病棟でのプライマリケアに必要な感染症の知識 抗菌薬の適正使用

抗菌薬を積極的に使わない場合

著者: 鈴木龍児1 川島篤志1

所属機関: 1市立福知山市民病院総合内科

ページ範囲:P.1786 - P.1789

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ポイント

★細菌性腸炎が疑われても,患者の免疫状態・全身状態が許せば抗菌薬投与は不要である.

★無症候性細菌尿が疑われた場合,本当に無症候性なのかを慎重に判断して抗菌薬投与が不要かどうか決める.

★入院患者の発熱では非感染性疾患を鑑別に挙げることを忘れない.

★抗菌薬を適正に使用できるようになるための基本として病歴聴取や身体所見がある.

参考文献

1)Dowell SF, Schwartz B:Resistant pneumococci;Protecting patients through judicious use of antibiotics. Am Fam Physician 55:1647-1654, 1657-1658, 1997
2)田坂佳千:かぜ症候群.田坂佳千先生メモリアル出版,Scene, pp 44-47, 日本家庭医療学会,2007
3)Nicolle LE, et al:Infectious diseases society of America guidelines for the diagnosis and treatment of asymptomatic bacteriuria in adults. Clin infect dis 40:643-654, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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