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連載 感染症フェローのシンガポール見聞録・10
シンガポール版OPAT
著者: 馳亮太1
所属機関: 1亀田総合病院感染症科
ページ範囲:P.1667 - P.1667
文献購入ページに移動 OPAT(オーパット)とはOutpatient Parenteral Antibiotic Therapyの略で,外来で行う点滴の抗菌薬治療を意味します.今回訪問したTan Tock Seng病院と,シンガポール国立大学病院はともにOPATセンターを併設し,積極的にOPATを実施しています.
OPATの歴史は古く,1970年代に米国でcystic fibrosis(囊胞性線維症)の患者に対して実施されたのがその始まりです.日本でも肺炎患者に外来でセフトリアキソンの1日1回投与を行うことがありますが,これもOPATに含まれます.シンガポールのOPATは,もともとオーストラリアから伝わってきており,その大きな特徴は,携帯できる持続点滴ポンプを使用することにあります.
OPATの歴史は古く,1970年代に米国でcystic fibrosis(囊胞性線維症)の患者に対して実施されたのがその始まりです.日本でも肺炎患者に外来でセフトリアキソンの1日1回投与を行うことがありますが,これもOPATに含まれます.シンガポールのOPATは,もともとオーストラリアから伝わってきており,その大きな特徴は,携帯できる持続点滴ポンプを使用することにあります.
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