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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻10号

2012年10月発行

文献概要

連載 感染症フェローのシンガポール見聞録・10

シンガポール版OPAT

著者: 馳亮太1

所属機関: 1亀田総合病院感染症科

ページ範囲:P.1667 - P.1667

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 OPAT(オーパット)とはOutpatient Parenteral Antibiotic Therapyの略で,外来で行う点滴の抗菌薬治療を意味します.今回訪問したTan Tock Seng病院と,シンガポール国立大学病院はともにOPATセンターを併設し,積極的にOPATを実施しています.

 OPATの歴史は古く,1970年代に米国でcystic fibrosis(囊胞性線維症)の患者に対して実施されたのがその始まりです.日本でも肺炎患者に外来でセフトリアキソンの1日1回投与を行うことがありますが,これもOPATに含まれます.シンガポールのOPATは,もともとオーストラリアから伝わってきており,その大きな特徴は,携帯できる持続点滴ポンプを使用することにあります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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