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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻11号

2012年11月発行

特集 いま,内科薬はこう使う

消化器薬

過敏性腸症候群治療薬

著者: 永田博司1

所属機関: 1けいゆう病院内科

ページ範囲:P.186 - P.190

文献概要

 過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome:IBS)に対しては,高分子重合体と消化管運動調節薬を初期投与し,さらに優勢症状を考慮して薬剤を選択追加することが推奨されている(図1).適応疾患としてIBSの保険病名が明記されているのは高分子重合体,セロトニン5-HT3受容体拮抗薬,一部の抗コリン薬とオピオイド受容体作動薬であるが,これら以外のさまざまな薬剤も臨床の現場で用いられている(表1).本項では高分子重合体,5-HT3受容体拮抗薬,抗コリンと漢方薬について解説する.オピオイド受容体作動薬のトリメブチンについては胃腸機能調節薬の項で解説されるので,本項では省略する.抗コリン薬も副交感神経抑制薬の項で解説されるので,簡単に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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