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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻11号

2012年11月発行

文献概要

特集 いま,内科薬はこう使う 消化器薬

制吐薬:5-HT3受容体拮抗薬,選択的NK1受容体拮抗薬

著者: 船越信介1 高石官均2 日比紀文1

所属機関: 1慶應義塾大学消化器内科 2慶應義塾大学病院腫瘍センター

ページ範囲:P.217 - P.220

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 抗悪性腫瘍薬投与に伴う悪心・嘔吐(chemotherapy-induced nausea and vomiting:CINV)や放射線治療に伴う悪心・嘔吐(radiation-induced nausea and vomiting:RINV)は患者の全般的な生活の質を低下させるだけでなく,感情面,社会面,身体機能を含めたすべての面に悪影響を及ぼすことが知られている.急性および遅発性の悪心・嘔吐,予期嘔吐の予防や症状の軽減は癌患者のQOL,化学療法の維持において重要である.5-HT3受容体拮抗薬および選択的NK1受容体拮抗薬は制吐薬としての適応があり,ここではその使い方について述べる.

参考文献

1)US Food and Drug Administration:Drug information on oral palonosetron. http://www.accessdata.fda.gov/scripts/cder/drugsatfda/index.cfm?fuseaction=Search.DrugDetails
2)Basch E, et al:Antiemetics;American Society of Clinical Oncology Clinical Practice Guideline Update. J Clin Oncol 29:4189-4198, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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