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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻11号

2012年11月発行

文献概要

特集 いま,内科薬はこう使う 神経・筋疾患薬

抗コリン薬

著者: 菊地誠志1

所属機関: 1国立病院機構北海道医療センター

ページ範囲:P.237 - P.239

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 抗コリン薬によるParkinson病治療は,Ordensteinによるアトロピン使用がその始まりとされている(1867年).1949年,Cunninghamは,新しい合成副交感神経遮断薬である塩酸トリヘキシフェニジルの薬理作用がアトロピンのそれにきわめて類似し,かつアトロピンにみられるような中毒作用が少ないことを報告した.以後,多くの同効薬が開発され今日まで使用され続けている1,2)

参考文献

1)日本神経学会「パーキンソン病治療ガイドライン」作成小委員会:パーキンソン病治療ガイドライン─抗コリン薬.臨神経42:439-440, 2002
2)日本神経学会「パーキンソン病治療ガイドライン」作成小委員会:第6章 抗コリン薬,パーキンソン病治療ガイドライン─マスターエディション,pp 135-148,医学書院,2003
3)日本神経学会「パーキンソン病治療ガイドライン」作成委員会:非運動症状の治療─CQ 4-8抗コリン薬はパーキンソン病患者の認知機能を悪化させるか,パーキンソン病治療ガイドライン2011,pp 173-174,医学書院,2011
4)Perry EK, et al:Increased Alzheimer pathology in Parkinson's disease related to antimuscarinic drugs. Ann Neurol 54:235-238, 2003
5)Ehrt U, et al:Use of drugs with anticholinergic effect and impact on cognition in Parkinson' s disease;A cohort study. J Neurol Neurosurg Psychiatry 81:160-165, 2010
6)村田美穂:ジストニアの内科的治療.長谷川一子(編):ジストニア2012,pp 244-248,中外医学社,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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