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特集 いま,内科薬はこう使う 代謝・栄養障害薬
ニコチン酸製剤
著者: 平野勉1
所属機関: 1昭和大学医学部糖尿病・代謝・内分泌内科
ページ範囲:P.294 - P.295
文献購入ページに移動 ニコチン酸製剤はナイアシンとも称される.ナイアシン(Niacin)はニコチン酸ビタミン(NIcotinic ACid vitamIN)の略称であるが,この名称は元のニコチン酸という言葉がたばこに含まれる有害物質であるニコチンと混同されるのを避けるために名付けられた.ナイアシンは,ニコチン酸とニコチン酸アミドの総称で,ビタミンB3ともいう.糖質・脂質・蛋白質の代謝に不可欠であり,エネルギー代謝の酸化還元酵素の補酵素として重要である.
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