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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻11号

2012年11月発行

文献概要

特集 いま,内科薬はこう使う 代謝・栄養障害薬

ビスホスホネート製剤

著者: 近藤剛史1 遠藤逸朗1 松本俊夫1

所属機関: 1徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部生体情報内科学

ページ範囲:P.348 - P.350

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 ビスホスホネートは酸素原子によりリン酸基をつなぐピロリン酸のP-O-P構造の代わりに炭素原子がリン酸基をつなぐP-C-P結合をもち,アルカリフォスファターゼなどによる分解を受けない.側鎖構造の違いにより第一から第三世代まで開発されている.骨粗鬆症や悪性腫瘍による高Ca血症,多発性骨髄腫や癌の骨転移による骨病変に対し使用される.わが国で認可されているビスホスホネートでは第一世代がエチドロネート,側鎖に窒素を含有する第二世代がアレンドロネート,パミドロネート,側鎖に窒素を含有し,環状構造を有する第三世代がリセドロネート,ゾレドロン酸,ミノドロン酸に分類される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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