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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻11号

2012年11月発行

文献概要

特集 いま,内科薬はこう使う 感染症薬

カリニ肺炎治療薬

著者: 谷口俊文1

所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院分化制御学

ページ範囲:P.460 - P.463

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 Pneumocystis cariniiは原虫であると考えられていたが,真菌に属することがわかりPneumocystis jiroveciiと名前が変更された.カリニ肺炎という言葉はいまだ使用されているが,ニューモシスティス肺炎とすべきであろう.ニューモシスティス肺炎はHIV感染に伴いエイズ発症を定義づける日和見感染症の1つであるが,移植患者や膠原病の患者など,高用量のステロイド,免疫抑制薬を使用している患者にも発症する.本稿ではニューモシスティス肺炎の治療薬について述べる.

参考文献

1)Carmona EM, Limper AH:Update on the diagnosis and treatment of Pneumocystis pneumonia. Ther Adv Respir Dis 5:41-59, 2011
2)Thomas CF Jr, Limper AH:Current insights into the biology and pathogenesis of Pneumocystis pneumonia. Nat Rev Microbiol 5:298-308, 2007
3)Thomas CF, Limper AH:Pneumocystis Pneumonia. N Engl J Med 350:2487-2498, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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