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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻11号

2012年11月発行

文献概要

特集 いま,内科薬はこう使う 感染症薬

抗HIV薬

著者: 横幕能行1

所属機関: 1国立病院機構名古屋医療センターエイズ診療科

ページ範囲:P.464 - P.467

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同種薬剤と剤形

2012年6月末現在,本邦で承認されている抗HIV薬は5クラス25種類ある.承認されている薬剤はすべて錠剤,カプセルもしくは液状の内服薬である.

本邦未承認注射製剤としては,レトロビル®(ジドブジン)とFuzeon(enfuvirtide,T-20)がある.レトロビル®注射薬はHIV感染妊婦の出産時に経静脈的に使用する.Fuzeonは薬剤耐性HIV感染症に対するsalvage療法時に皮下注射で使用する.上記製剤のほかに,HIV感染小児に使用する液状製剤などがある.上記薬剤については,厚生労働省エイズ治療薬研究班(主任研究者:東京医科大学臨床検査医学講座 福武勝幸教授)から入手可能である.

参考文献

1)DHHSガイドライン(米国).http://www.aidsinfo.nih.gov/Guidelines/Default.aspx?MenuItem=Guidelines
2)IAS-USAガイドライン(米国).http://www.iasusa.org/guidelines/index.html
3)HIV感染症治療のてびき第15版(HIV感染症治療研究会).http://www.hivjp.org/
4)抗HIV治療ガイドライン2012年版(HIV感染症及びその合併症の課題を克服する研究班).http://haart-support.jp/guideline.htm

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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