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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻11号

2012年11月発行

文献概要

特集 いま,内科薬はこう使う 鎮痛薬

非ピリン系解熱鎮痛薬

著者: 金城永治1 森本剛2

所属機関: 1かねしろクリニック 2近畿大学医学部救急総合診療センター

ページ範囲:P.490 - P.492

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 現在臨床使用されている非ピリン系解熱鎮痛薬といえば,アニリン系のアセトアミノフェン(APAP)とほぼ同義である.小児ではReye症候群やインフルエンザ脳症のリスクを増加させない唯一の解熱鎮痛剤であり,胃粘膜障害や出血傾向がほとんどなく,成人で合併症のある場合でも用量を守る限り第一選択として安全に使用しうる薬剤である.妊娠・授乳中も使用可である.

参考文献

1)Chandrasekharan NV, et al:COX-3, a cyclooxygenase-1 variant inhibited by acetaminophen and other analgesic/antipyretic drugs: Cloning, structure, and expression. PNAS 99:13926-13931, 2002
2)Goebel H, et al:Efficacy of phenazone in the treatment of acute migraine attacks: a double-blind, placebo-controlled, randomized study. Cephalalgia 24:888-893, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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