icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina49巻12号

2012年11月発行

文献概要

今月の主題 連携して診る腎疾患―タイムリーな紹介から患者マネジメントまで 絶対に見逃してはいけない腎疾患診察のポイント

検尿の見方・考え方―尿所見からわかること

著者: 湯村和子1

所属機関: 1国際医療福祉大学予防医学センター・腎臓内科

ページ範囲:P.1889 - P.1893

文献購入ページに移動
ポイント

★一般診療でも糖尿病,高血圧の患者では,検尿が必須である.

★検診で発見された尿異常は,かかりつけ医での早朝尿,随時尿での尿検査,尿沈渣の再検を行わなければならない.

★経年的あるいは,経時的に間歇的でも尿異常を認める場合は,採血での血清クレアチニンの測定や腎・膀胱超音波検査を行ったほうが安心である.

★尿異常を認めたら,そのパターンと年齢に応じて発症頻度の高い腎疾患を熟知したうえで,経過観察することが重要である.

★高齢者で血尿を見たら,悪性腫瘍を否定することはもちろんだが,急速進行性糸球体腎炎がないかどうかチェックする.

★蛋白尿だけでなく,血尿のチェックが重要である.

参考文献

1)日本腎臓学会(編):CKD診療ガイド2012,東京医学社,2012
2)湯村和子:危ない蛋白尿・血尿,p.60日本醫事新報社,2011
3)湯村和子:危ない蛋白尿・血尿,pp.38-39,日本醫事新報社,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら