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今月の主題 連携して診る腎疾患―タイムリーな紹介から患者マネジメントまで 腎機能を悪化させないために行うべき治療とは
降圧薬の選択と降圧目標値―どの降圧薬でどれくらい血圧を下げるのか?
著者: 此下忠志1 山田実夏1 市川麻衣1
所属機関: 1福井大学医学部病態制御医学・内科学(3)
ページ範囲:P.1908 - P.1911
文献購入ページに移動★糖尿病合併CKD,軽度以上の蛋白尿(尿蛋白量0.15g/gCr以上)ではレニン-アンジオテンシン系(RAS)抑制薬を第一選択とする.
★正常蛋白尿(尿蛋白量0.15g/gCr未満)の非糖尿病合併CKDでは降圧薬の種類を問わず,病態に応じた選択とする.
★尿蛋白量をチェックし,高度蛋白尿例では0.50g/gCr未満を目標とする.
★降圧目標は診察室血圧で130/80mmHgとし,特に高齢者では収縮期110mmHg未満の過剰降圧に留意する.
★血液検査を定期的に行い,eGFRや血清Kの急激な変化がないかチェックする.
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