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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻12号

2012年11月発行

文献概要

今月の主題 連携して診る腎疾患―タイムリーな紹介から患者マネジメントまで 腎疾患の鑑別とマネジメントの要点

本邦腎疾患の最近の傾向―腎生検登録研究(J-RBR)から見えたこと

著者: 横山仁1

所属機関: 1金沢医科大学医学部腎臓内科学

ページ範囲:P.1948 - P.1951

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ポイント

★わが国の腎生検登録において臨床診断は,慢性腎炎症候群(47.0%),ネフローゼ症候群(20.3%),急速進行性腎炎症候群(5.6%)である.

★病因分類では,IgA腎症(34.4%)が最も多い.

★高齢者(65歳以上)は,成人腎生検例の27.4%を占める.

★高齢者はネフローゼ症候群の42.4%,急速進行性腎炎症候群の59.0%,IgA腎症の9.4%を占める.

参考文献

1)横山 仁:腎病理・腎臓病総合レジストリーの構築と応用.腎と透析67(増刊号):207-212,2009
2)Sugiyama H, et al:Japan renal biopsy registry;The first nationwide, web-based, and prospective registry system of renal biopsies in Japan. Clin Exp Nephrol 2011(DOI 10.1007/s10157-011-0430-4)
3)横山 仁,他:腎臓病総合レジストリーの構築とその解析に関する研究.厚生労働科学研究費補助金,難治性疾患克服研究事業:進行性腎障害に関する調査研究(H20-難治-一般-033),平成22年度総括・分担研究報告書(主任研究者,松尾清一),pp 21-30,2011
4)横山 仁,他:高齢者腎臓病の調査する研究;腎生検レジストリー(J-RBR)を用いた検討及び疫学調査.厚生労働科学研究費補助金,難治性疾患克服研究事業:進行性腎障害に関する調査研究(H23-難治-一般-033),平成23年度総括・分担研究報告書(研究代表者,松尾清一),pp 46-52,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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