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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻12号

2012年11月発行

文献概要

連載 こんなときどうする?内科医のためのリハビリテーションセミナー・8

呼吸②外来:COPDのリハ

著者: 高橋珠緒1 上月正博2

所属機関: 1東北大学病院内部障害リハビリテーション科 2東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻

ページ範囲:P.2022 - P.2025

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症例

〔65歳,男性〕

診断:慢性閉塞性肺疾患(COPD)stage Ⅳ

病歴:28~55歳まで60本/日の喫煙歴あり.10年前にCOPDと診断され,呼吸器内科外来通院にて薬物調整などで経過をみていた.その後,喫煙を再開するなど不摂生もあり急性増悪を繰り返し,1年前に在宅酸素療法(HOT)を開始した.しかし,労作時呼吸困難から家に引きこもりがちの生活になり,日常生活動作(ADL)にも支障をきたすようになったため,当科受診にて包括的呼吸リハビリテーションを行うこととなった.

参考文献

1)日本呼吸管理学会呼吸リハビリテーションガイドライン作成委員会,他:呼吸リハビリテーションマニュアル―運動療法,照林社,2003
2)日本呼吸ケアリハビリテーション学会呼吸リハビリテーション委員会,他:呼吸リハビリテーションマニュアル―患者教育の考え方と実践,照林社,2003
3)日本呼吸器学会COPDガイドライン第3版作成委員会:COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン,第3版,日本呼吸器学会,2009
4)NHLBI WHO Workshop Report. Global initiative for chronic obstructive lung disease. Global strategy for the diagnosis, management, and prevention of chronic obstructive pulmonary disease. 2006
5)Celli BR, et al:The Body-Mass Index, Airflow Obstruction, Dyspnea, and Exercise Capacity Index in chronic obstructive pulmonary disease. N Engl J Med 350:1005, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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