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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻12号

2012年11月発行

連載 医事法の扉 内科編・23

判例上の義務(1)

著者: 福永篤志1 松川英彦2 稲葉一人3

所属機関: 1国家公務員共済組合連合会 立川病院脳神経外科 2国家公務員共済組合連合会 立川病院内科 3中京大学法科大学院

ページ範囲:P.2026 - P.2027

文献概要

 われわれ医師が遵守すべき義務には,これまでとりあげてきた医師法上の義務のほかに,裁判所が個々の事例において「○○すべきであった」と判示した義務(→1)があります.

 あくまで個別特例にすぎない場合もありますが,なかには実際の臨床現場に応用できそうなケースもあります.公正・中立な裁判所の判断ですから,特例を除けば,積極的に参考にしたほうがよいでしょう.

参考文献

1)山口成樹:判例セレクト2008.法学教室342(別冊付録):22, 2008
2)福永篤志,河瀬 斌:第39回「チーム医療における説明義務」.No Shinkei Geka 37:714, 2009
3)河上正二.死因の説明過誤事件.別冊ジュリスト医事法判例百選,132-134, 2006
4)福永篤志,河瀬 斌:第18回「死因説明義務」.No Shinkei Geka 35:1025, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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