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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻2号

2012年02月発行

文献概要

今月の主題 下痢と便秘―今日的アプローチ 病態生理―どうして起こるのか?

下痢の病態メカニズム

著者: 水野慎大1 日比紀文1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部内科学教室(消化器)

ページ範囲:P.194 - P.196

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ポイント

★下痢は腸管の水分吸収力低下や水分分泌量の増加によって糞便中の水分量が増加して生じる.

★下痢は浸透圧上昇,電解質・水分分泌増加,血漿・粘液分泌増加,吸収不良などで生じる.

★脳腸相関にはセロトニン受容体が深く関わっている.

参考文献

1)Montrose MH, et al:Electrolytes and absorption;Small intestine and colon. Yamada T(ed):Textbook of Gastroenterology, 3rd ed, pp 320-355, Lippincott Williams and Wilkins, Philadelphia, 1999
2)Kase Y, et al:Relevance of irinotecan hydrochloride induced diarrhea to the level of prostaglandin E2 and water absorption of large intestine in rats. Jpn J Pharmacol 75:399-405, 1997
3)Milles SS, et al:Colonic histologic changes induced by 5-fluorouracil. Gastroenterology 43:391-399, 1962
4)Taniyama K, et al:Cisapride stimulates motility of the intestine via the 5-HT receptors. J Pharmacol Exp Ther 258:1098-1104, 1991

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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