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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻2号

2012年02月発行

今月の主題 下痢と便秘―今日的アプローチ

下痢症へのアプローチ

鑑別に留意する下痢,難治性下痢

著者: 石川智士1 平井郁仁1 松井敏幸1

所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器内科

ページ範囲:P.241 - P.244

文献概要

ポイント

★難治性の慢性下痢症の原因は多岐にわたり,原因に応じた治療法が必要である.

★初診時では脱水により血圧低下や頻脈をきたしていることもあり,重症度の判断が必要である.

★問診や診察である程度は疾患が絞られてくる.閉塞性大腸癌など重篤な疾患を見逃さないように注意深い診察が必要である.

★アミロイドーシスや炎症性腸疾患など一部,下痢を伴う疾患では消化管の正常粘膜からの生検が有用となる場合がある.

参考文献

1)八尾恒良,飯田三雄(編):小腸疾患の臨床,医学書院,2004
2)早坂健司,三浦総一郎:下痢.消化器研修ノート,pp 69-74, 診断と治療社,2009
3)藤代浩史:下痢.治療92:900-903, 2010
4)光野雄三:下痢.内科104:1002-1008, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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