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今月の主題 下痢と便秘―今日的アプローチ 便秘症へのアプローチ
直腸粘膜脱,宿便潰瘍
著者: 長坂光夫1 平田一郎1
所属機関: 1藤田保健衛生大学消化管内科
ページ範囲:P.264 - P.266
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★直腸粘膜脱は排便時に過度ないきみ(straining)の習慣がある.
★直腸粘膜脱は隆起型,潰瘍型,平坦型に分類される.
★宿便潰瘍は便秘の症状が先行し,無痛性の大量出血をきたす.
★直腸粘膜脱は排便時に過度ないきみ(straining)の習慣がある.
★直腸粘膜脱は隆起型,潰瘍型,平坦型に分類される.
★宿便潰瘍は便秘の症状が先行し,無痛性の大量出血をきたす.
参考文献
1)Du Boulay CE, et al:Mucosal prolapsed syndrome;A unifying concept for solitary ulcer syndrome and related disorders. J Clin Pathol 36:1264-1268, 1983
2)太田玉紀,他:直腸の粘膜逸脱症候群―病理の立場から.胃と腸25:1301-1311, 1990
3)渡辺英伸,他:直腸の粘膜脱症候群(mucosal prolapse syndrome)の病理形態学的再検討.胃と腸22:303-312, 1987
4)Berry J:Dilatation and rupture of the sigmoid flexure. Br Med J 1:301, 1894
5)河野裕利,他:脳疾患患者にみられた急性出血性直腸潰瘍症の2症例.日本大腸肛門病会誌33:222-227, 1980
6)清水誠治:急性出血性直腸潰瘍と宿便潰瘍.日本大腸肛門病会誌54:955-959, 2001
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