文献詳細
今月の主題 下痢と便秘―今日的アプローチ
便秘症へのアプローチ
文献概要
ポイント
★便秘症に対する薬物療法は,食事指導,生活指導に次いで行う補助的治療である.
★作用が緩徐な浸透圧性下剤や膨張性下剤を第一選択薬とし,少量から開始し漸増する.
★第一選択薬で効果不十分な場合は,作用機序の異なる薬剤を併用する.
★排便リズムが回復したら薬剤は漸減し,中止またはオンデマンド(頓用)を目標とする.
★大腸刺激性下剤はできるだけ短期間の使用とし,長期間の乱用は避ける.
★便秘症に対する薬物療法は,食事指導,生活指導に次いで行う補助的治療である.
★作用が緩徐な浸透圧性下剤や膨張性下剤を第一選択薬とし,少量から開始し漸増する.
★第一選択薬で効果不十分な場合は,作用機序の異なる薬剤を併用する.
★排便リズムが回復したら薬剤は漸減し,中止またはオンデマンド(頓用)を目標とする.
★大腸刺激性下剤はできるだけ短期間の使用とし,長期間の乱用は避ける.
参考文献
1)Locke GR 3rd, et al:AGA technical review on constipation. American Gastroenterological Association. Gastroenterology 119:1766-1778, 2000
2)安武優一,三浦総一郎:便秘―その診療アプローチ.綜合臨床50(増刊):1180-1184, 2011
3)松川正明:便秘.山口 徹,他(編):今日の治療指針―私はこう治療している2011年版,pp. 464-465,医学書院,2011
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