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今月の主題 下痢と便秘―今日的アプローチ 便秘症へのアプローチ
便秘症に対する薬物療法
著者: 神谷武1 鹿野美千子1 城卓志1
所属機関: 1名古屋市立大学大学院医学研究科消化器・代謝内科学
ページ範囲:P.279 - P.281
文献購入ページに移動★便秘症に対する薬物療法は,食事指導,生活指導に次いで行う補助的治療である.
★作用が緩徐な浸透圧性下剤や膨張性下剤を第一選択薬とし,少量から開始し漸増する.
★第一選択薬で効果不十分な場合は,作用機序の異なる薬剤を併用する.
★排便リズムが回復したら薬剤は漸減し,中止またはオンデマンド(頓用)を目標とする.
★大腸刺激性下剤はできるだけ短期間の使用とし,長期間の乱用は避ける.
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