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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻2号

2012年02月発行

文献概要

今月の主題 下痢と便秘―今日的アプローチ 便秘症へのアプローチ

便秘症に対する薬物療法

著者: 神谷武1 鹿野美千子1 城卓志1

所属機関: 1名古屋市立大学大学院医学研究科消化器・代謝内科学

ページ範囲:P.279 - P.281

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ポイント

★便秘症に対する薬物療法は,食事指導,生活指導に次いで行う補助的治療である.

★作用が緩徐な浸透圧性下剤や膨張性下剤を第一選択薬とし,少量から開始し漸増する.

★第一選択薬で効果不十分な場合は,作用機序の異なる薬剤を併用する.

★排便リズムが回復したら薬剤は漸減し,中止またはオンデマンド(頓用)を目標とする.

★大腸刺激性下剤はできるだけ短期間の使用とし,長期間の乱用は避ける.

参考文献

1)Locke GR 3rd, et al:AGA technical review on constipation. American Gastroenterological Association. Gastroenterology 119:1766-1778, 2000
2)安武優一,三浦総一郎:便秘―その診療アプローチ.綜合臨床50(増刊):1180-1184, 2011
3)松川正明:便秘.山口 徹,他(編):今日の治療指針―私はこう治療している2011年版,pp. 464-465,医学書院,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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