文献詳細
文献概要
今月の主題 下痢と便秘―今日的アプローチ 便通異常をきたしやすい病態と対処法
高齢者の便通異常―憩室症や虚血性大腸炎との関連も含め
著者: 髙本俊介1 三浦総一郎2
所属機関: 1防衛医科大学校病院光学医療診療部 2防衛医科大学校病院内科
ページ範囲:P.286 - P.289
文献購入ページに移動★便秘の頻度は加齢とともに増加し,二次性便秘,特に器質性便秘の除外が重要である.
★便秘の原因に対する治療とともに,水分や食物繊維の摂取,運動などの生活指導を行う.
★下痢もまた加齢とともに頻度が増加し,薬剤性下痢や炎症性腸疾患などの鑑別が重要である.
★高齢者では強力な下剤や止痢薬の投与により,虚血性腸炎を惹起する危険性がある.
参考文献
掲載誌情報