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文献概要
今月の主題 下痢と便秘―今日的アプローチ 便通異常をきたしやすい病態と対処法
便通異常の性差医療―妊娠を中心に
著者: 中尾絵美子1 飯塚文瑛1
所属機関: 1東京女子医科大学病院消化器内科
ページ範囲:P.290 - P.293
文献購入ページに移動★便秘は男性に比べ女性で高頻度である.性差を生じる主な原因としては,男性に比べ弱い腹筋や月経周期におけるホルモンの作用(月経ごとに月経前2週間が便秘傾向を増強すること)が挙げられる.
★妊婦においても,妊娠4カ月までおよび妊娠6カ月以降,便秘傾向となる.便秘の放置により痔疾患の原因・増悪因子となりうることはもちろん,流・早産の誘因となることもあり,早期からの適切な対処が必要である.
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